第2巻 現身(うつしみ)に生きる

今の暮らしの巻


現代人は何を考えるか。何を生きるよすがとするか。生活物資のあふれかえった時代に、昨日の貴重品は今日のゴミと化す。人間の価値観自体もゴミと化して虚実いずこに幸せがあるか、真の価値を悟ることもなく肉体的「死」を体験して果てる。そんな状況下に核戦争の惨禍は過去時代同様に脅威である。

詩歌 Poems

短歌、俳句、歌詞、短詩、英詩ほか、時代時代を象徴するような世相を表現したものでしたら、演歌調のものでも結構です。さて平成から令和へ、人々の暮らしも変われば思念も変わり、異なった人脈でわがままに生きる風潮がつよくなった。戦争や銀行取り付け騒ぎなど、大変動がないなりに、時代の記録も難しいが、バブル期、大津波、五輪開催などを挟んで心情の変化は多々あるわけで、エスプリの利いた詩歌を期待します。英詩歓迎

創作 Stories

会員によるオリジナル作品。長くて8000字程度におまとめください。

中間小説とかミステリー流行りの時代で、映像面ではCGが大流行。フォトジェニックなシーンを入れたテンポの速いものも今日的。しかしフィクションに籠められた人間のエゴは戦時よりも見苦しく、衣食住が満たされた日本人はますますエゴイスティックに動くし、思いやりの美風など、戦後の建設期と比して情けないほど希薄。それをありのままに。

評論 Criticism

会員によるオリジナル。文芸批評が中心。

文明が爛熟した分、志向や価値観は下落する。崇高な生き方を希求して学問に身を投ずるなど、古人が求めたような理想の追究を願う者は少なくなった。人は価値観の核心部分を喪失しており、それは政治経済はもちろん、人生観にまでおよぶ。映像作品や海外の動向と比較した議論などが、情報に裏打ちされて出てくると、後世の参考になろう。

随筆 Essay

会員によるオリジナル随筆

エッセイも同様に文明論的になろうし、作者の見識が問われます。諸現象が戦時期と比較して対照的でなく、影の部分には意味曖昧さが伴う。だが人々の情感の機微はこの時代の生きざまを写す鏡であり、読んで面白い世相が多々出るはず。自然現象や国際問題もよいし、筆者の鑑識眼があれば読みごたえあるものが期待できる。

研究論文 Thesis

研究論文は別記要領でお願いします

この時代、研究論文は覇気のない、細微なものに終わってはいけない。研究対象がなにも文芸作品に限らず、人文科学の進歩を驚愕させるものであったり、理科系の論文も500年先に通じるものも書けるはずで、参考資料の的確さ次第である。